火打山（ひうちやま）

 日本百名山    ２４６２ｍ    新潟県

２００２年７月１３日   晴のち雨

浦安 22：40−− 04：20 笹ヶ峰駐車場　6：00 〜 7：00 黒沢橋　7：10 〜 9：05 富士見平 〜 9：55 高谷

池ヒュッテ 10：15 〜 天狗の池　〜 11：55 火打山頂上(2462m) 12：30 〜 13：40 高谷池ヒュッテ　14：10 〜

15：00黒沢池ヒュッテ （宿泊）

歩行時間（小休止含む）　7時間25分              行動時間　9時間00分

同行者                             森を歩こう会 16名

浦安から夜行バスで出発、5時間40分かかって笹ヶ峰の立派な駐車場に到着。寝不足の体を何とかたたき起こし､食事をとって６時に火打山に向かって歩き出す。

ほとんど平坦な樹林の中を１時間で黒沢橋に着く。ウォーミングアップにこれほど適した道も少ないだろう。沢の水がことのほか美味しく､小休止の後､十二曲りの急登から稜線に出る。オオシラビソの樹林の中を富士見平を目指す。足元にちらほらと高山植物も見え出し､そのたびに立ち止まっては感嘆の声をあげてなかなか前へ進まない。また､後立山連峰・白馬から鹿島槍への見事な稜線を見せている。富士見平を過ぎて初めてこれから登る火打山の全容が見えてくる。天気も申し分なく､沢筋には残雪を残した山肌が美しい。目の前に高谷池ヒュッテの赤い屋根が見えてからも結構歩き9時55分やっと到着。

火打山遠望	高谷池から火打山	地塘と高谷池ヒュッテ	お花畑

20分休憩して出発。高谷池、大小さまざまな地塘が点在する天狗の庭にでる、ピンクのハクサンコザクラの群落が広がっている。キヌガサソウの大きな花弁、他にもたくさんの高山植物が見られるがあいにく教えていただいた名前は全部山の中においてきてしまう。雷鳥広場あたりで体調不良を訴える人も出て遅々としてピッチが上がらない。

最後の急登はマイペースで翔け上がり11時55分､2462mの火打山の頂上に着く。あいにく雲が張り出してきて､北アルプスはじめ360度の展望はかすんでくる。それでも佐渡までは見えなかったが日本海も見下ろすことができた。風も出てきて､遠雷も聞こえてくる､雷鳥が一羽みんなを出迎えてくれる。展望を楽しみゆっくりと食事と思ったが､30分で記念写真もそそくさと下山にかかる。ポツリポツリ降りだした途端に土砂降りになり､慌てて雨具を取り出す。高谷池ヒュッテを出るときはまさか降るとは思わない好天気、山の天気はなめてはいけない。雨具を持たず軽装で楽をした人は思わぬ誤算でびしょぬれになる。高谷池ヒュッテから今夜の泊まり､黒沢池ヒュッテまではほとんど平坦な楽な道だが､あいにくの大雨で黙々と歩くだけ。

残雪		黒沢ヒュッテ

ヒュッテは満員､定員60人に120人も泊まったらしい。われわれはラッキーにも別棟の避難小屋みたいなところで文句を言いながらも、一人に布団一枚づつあり熟睡できた。八角形ドームのヒュッテは星空観測の部屋とのこと、さぞかし満天の星空はきれいなことだろう。

＜妙高山に続く＞